理事長挨拶

私たち重度障害者は、働きたくても働く環境が極めて少なく、自立が困難な状況に長い間おかれています。
この重度障害者が、在宅でICT技術を駆使して就業できるようにと、平成17年度から20年度にかけて、国と山梨県の事業で、重度障害者在宅就労促進事業が実施されました。

しかし修了生たちには終了後、就業に結びつける手だてが皆無で危機感をいだいていました。
このような状況をなんとか打破しよう、修得した技術を活かして就業に結びつく組織を立ち上げようと、賛同者を募りました。

平成21年5月28日、法人として認証され、「NPO法人バーチャル工房やまなし」を結成することができました。
この厳しい社会情勢のなかで船出はしましたが、行く手には多くの困難が立ちはだかっております。
しかしながら、この茨の道は切り開いていかなければならないと思っております。
会員一同が一丸となって前進し、後輩達の先達になれるよう頑張る所存です。

この「NPO法人バーチャル工房やまなし」が、障害者福祉向上の一翼を担えるようになることを目指しております。

今後ますます精進し充実させていかなければなりません、その為にも更に皆様方のご指導ご鞭撻を賜わりますようお願い申し上げまして、ご挨拶と致します。

理事長 小野智弘


理事長略歴

1975年 5月手話サークルこまくさ設立 一般社会へ手話の普及
1979年 2月山梨県認定手話通訳取得
2009年 5月NPO法人バーチャル工房やまなし 理事長就任

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